That's not such a big deal, is it?
………第三陣営で、【主狩】か。
本来の人狼ゲームではない役職なので、上手くできるのか不安になってくる。
けれど、もう一人同じ役職の人がいるし…なんとかなるだろう。
「【人狼】のカタには場所指定の文言も送ってありますのデ、ソチラの確認もよろしくお願いしまㇲ」
「メールが届いていないカタはいらっしゃいますヵ?」
役職を反応で明かさないように二年生は極力静かにしていたが、更に静かになった。
「…いないようですネ」
「陣営と役割の確認をお願いしまㇲ。質問があるカタは居ますヵ?」
またまた静かになった。
どうやらいないようだ。
「居ませんネ?…おこづかいを配りまㇲ」
おこづかいというのは壇上の真ん中に散らばられてる小銭みたいなもののことだろう。
「一人4枚ずつ取っていってくださイ」
ぞろぞろと壇上へと向かう流れに春風も混ざって、四枚分の小銭を取ってきた。
見た目は百円玉に近いが、模様がなく数字すらも書いてない。
「1枚で5sl分ですのデ、合わせて1日分の20slですネ」
「売店での利用が可能でㇲ。ウーン…贈呈も許可しましょウ」
贈呈が可能だったら、初っ端からおこづかいを使い果たす無計画者にお情けであげてやってもいいかもしれない。
……利子付きで。
「今日は特に話しておくコトもないので解散にしましょうヵ」
軽く告げられたそのゲームマスターの言葉に内心安心した。
いきなり今日中に殺し合えとか言われたらたもったものではない。
「異色はドコに置いておいても構いませン」
「今日から人狼ゲームを開始とさせていただきまㇲ。ルールはしっかり守ってくださいネ」
「デハ、解散」