家族になった来栖くんと。
来栖くんはやっぱり分からない。
どうしてあなたが私のことでそこまで言うの。
自然と置いてしまった沈黙が、質問に変わって届いた。
「白山さんが泣かされる気がする」
ドキッとしないの、私。
そんなことして馬鹿を見てきたでしょう、散々。
「須和くんは…たぶん、そういう人じゃないと思うな…」
「そいつとは言ってないだろ。そいつと関わることで他から攻撃されんの。…白山さんはいつもそうだった」
「え…?」
「だいたいスワクンってなんだよ」
聞き返した戸惑いは、拾われることなく。
またまた沈黙が包んで、居たたまれなくなったのか部屋を出ていこうとする来栖くんを止めたのは私だった。
「来栖くんは学校…たのしい?」
「…楽しくない」
「え…、そう…なんだ」
「まあでも…俺のせいだし」