家族になった来栖くんと。
「っ、…はじめて…なのに……」
昨日いろんなことがあって、さっそく夜に熱が出た。
今日は学校は休んで、ちょうど金曜日だったため土日あれば大丈夫だろうと、薬は市販薬。
もちろん朝から顔など合わせていない。
「つぐみ〜、少しでも食べられそう?涼ちゃんじゃなくて、これはお母さん特製よ」
「……おかーさん…、お仕事は大丈夫なの…?」
「馬鹿ね。娘がバタンキューしてるときくらいは母親させなさいよ」
普段忙しくしている母親の珍しいエプロン姿。
どこか心が温かくなるなかで、私専用の豆乳を使ったおかゆを食べさせてくれた。
「熱、まだ上がりそうね…。このへんに休日やってるとこあったかしら」
「…平気だよ。明日と明後日で意地でも治すから」
「看護師しといて娘の熱を治せないなんて、看護師も母親も失格よねえ…。……つぐみ?どうしたの」