家族になった来栖くんと。




「須和。いいヤツだと思うよ」



寧々ちゃんが言うんだから正解だ。

そう思ってしまうほど、最近の私は彼の良いところをたくさん実感している。


こんなの時間の問題だろう。


とまで思うようになってきていた。



「うん。…いい人だよ、須和くんはすごく」



強引だけど尊重してくれる。

嫌なことはしない徹底さもあって、もし万が一でもしてしまったなら全力謝罪。

周りをよく見ているから、私が立ちやすい場所をこうも簡単に作ってくれたのが須和くんだ。



「てかもう半分くらいふたりは付き合ってると私は思ってるけどね〜」


「つ、付き合ってないよ…!?」


「だって毎日メッセージしてんでしょ?通話は?」


「……ほぼ毎日…きます」


「あっは!それもう付き合ってんじゃん!」



恥ずかしくなってパックジュースを一気に吸い込んだ末、また噎せた。

学校でも毎日顔を合わせているのに、家に帰ったら雰囲気がガラリと変わった須和くんとスマホ越しに話す毎日。



< 172 / 337 >

この作品をシェア

pagetop