家族になった来栖くんと。




「自分だけがいちばん知ってて、自分だけがいちばん理解してると思ってた安心感がさ。須和にマジで取られるかもって、今になって壊れ出したことに本人がビビってるパターンじゃん」


「そ、そうなのかな…?」


「絶対そう。でも、やめなー。それだったら100ゼロで須和を応援するわ、私」



また須和くんと似たようなこと言うね、寧々ちゃん。

やっぱり第三者から見ても来栖くんはゼロ側なんだ…。



「ありがと、お友達」


「うわっ!?」


「きゃっ!!」



と、ウワサをすればってやつ。

背後からぬっと声をかけてきた須和くんに、私と寧々ちゃんはふたりして肩をビクつかせた。



「あんったさあ……、心臓止まるわ…」


「あぁごめんよ、お友達。つぐみちゃんもびっくりさせてごめんね」



覗き込んでくる須和くんフェイス。

慣れるようで慣れないものは、美男子の特徴なのだろうか。



< 174 / 337 >

この作品をシェア

pagetop