家族になった来栖くんと。
「自分だけがいちばん知ってて、自分だけがいちばん理解してると思ってた安心感がさ。須和にマジで取られるかもって、今になって壊れ出したことに本人がビビってるパターンじゃん」
「そ、そうなのかな…?」
「絶対そう。でも、やめなー。それだったら100ゼロで須和を応援するわ、私」
また須和くんと似たようなこと言うね、寧々ちゃん。
やっぱり第三者から見ても来栖くんはゼロ側なんだ…。
「ありがと、お友達」
「うわっ!?」
「きゃっ!!」
と、ウワサをすればってやつ。
背後からぬっと声をかけてきた須和くんに、私と寧々ちゃんはふたりして肩をビクつかせた。
「あんったさあ……、心臓止まるわ…」
「あぁごめんよ、お友達。つぐみちゃんもびっくりさせてごめんね」
覗き込んでくる須和くんフェイス。
慣れるようで慣れないものは、美男子の特徴なのだろうか。