家族になった来栖くんと。
「ブスの次はキモいって言われた…」
「…とりあえず◯しとく?」
「そっ、それはダメ…!恐ろしいこと言わないで須和くんっ」
「いや、◯す価値はある。俺の好きな子を馬鹿にしてきてきた罪は重いね」
もし私が本気でお願いしたら、彼は本気で執行しそうだ。
冗談抜きで大変なことになりそう…。
「それよりリンカ先輩を敵にしちゃった……どうしよう…」
「あんなの相手にすることないっしょ」
「なにされるか分からないんだよ…?明日から下駄箱にバナナの皮とか入ってるかも…」
「ならないならない。そんなことしたら俺が黙ってないってことくらい、向こうも一応は人間なんだから分かると思うし」
あそこまで人気者な先輩だとは知らなかった。
競技が終わってから、寧々ちゃんにも「リンカ先輩を知らないの!?マジで!?」と、驚かれてしまったくらいだ。
この学校の男子代表が須和 北斗だとするなら、女子代表は満場一致で小野 リンカなのだと。