家族になった来栖くんと。
ここまで分かりやすい反応をしてしまった私も私だが、ぶっ込んできた涼さんも涼さんだと言いたい。
なんとかヤケドはしなかったみたいで、胸を撫で下ろした私たち。
「ふふ。やっぱり図星なんだ?」
「りょ、涼さん!ちょっと質問がいじわるすぎます…!」
「えー?これでもずっと黙ってたのよ?ほら、緋彩くんの前では言えないじゃない?」
さすが姉弟だ…と。
いじわるは遺伝性のものだったらしい。
女の子同士でこういう話をするのが夢だったと、そんなことを言われたら私も無視できるはずがない。
「…はい。彼氏…、います…」
「きゃー!青春!私にもそんな時代があったなあ…。もちろん緋彩くんにはヒミツにしておくから安心して?」
涼さんってこんな顔もするんだ…。
おしとやかで大人しい、THEよくできたお嫁さんっていうイメージが、ここにきてコロコロと表情が変わるイタズラな少女に変わった。