家族になった来栖くんと。




「わっ…」



そこには別々の制服を身に付けた男子高校生が2人。



「おはようつぐみちゃん」


「お、おはよう北斗くん……と、」



来栖くんもいる……。

よかった…。
顔の怪我は目立たない程度には治っているみたい。


どうして来栖くんもここにいるの?とは、聞かないことが私なりのお礼の気持ちだった。



「きみ他校じゃん。一応は、一応はね、親族だとしてもよ。なんで居るわけ?」


「…駅が同じなんで」


「あのさあ、空気読めない?俺たち付き合ってんの。恋人同士なんだよカレカノなんだよカップルなんだよ」


「……空気は吸うもんなんで」


「うわー。おまえウッザ」


「倍で返す」



朝から喧嘩はやめよう…?
なるべく仲良く登校しよう……?

鬱陶しそうに毒を吐く北斗くんと、無表情のまま返すだけ返している来栖くん。


まるで太陽と月。
犬と猫、光と闇、白と黒。


あとは何があるかな……。



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