家族になった来栖くんと。




「あんね、そーやっていちいちダメージ負わないの。ちょっとは反論できるくらいになりな?」


「……はい」


「それで。トーヤとはどう落ち着いたわけ。説明してもらっていい?」


「…えっと、ちゃんと誤解が解けて…お別れ、しました」


「はあ??なにもう結局…。結局別れたのかよ白桃コンビは」



白桃(はくとう)コンビ……。
なんだろう、それ…。

もしかして私たちの名前から1文字ずつ取って組み合わせたりしたのかな…。



「は、はい…、ですが今までとは違うっていうか……今のような空気感で……」


「…ふうん?」



いつの間にか正座。
いつの間にかお説教。

いつの間にか、正しい酸素が通るような心地いい風。



「ざまぁwww」


「……ひえっっ」



須和くん…?

そんなゲス顔、いつ取得したんですか。



「…って、そーいうときはこう言うといいんだって。俺が最近ちょっと気になって尊敬してる子からの……受け売り」



そう言ってはにかんだ須和くんは、私にさえ見せなかった顔をした。

余談のように言っていいなら、私はその受け売りらしい言葉をたまに言っていた人をよく知っている。



< 297 / 337 >

この作品をシェア

pagetop