イケメンドクターは癒されたい!!〜まさかの推しは家事代行の中野さん〜
掛け布団をはぐり、おいでとベッドをポンポンと軽く叩いた。
美麗はベッドの上にあるヘッドボードにスマホを充電し、水も置くとベッドに入り笑顔で慶悟に抱きついた。
「美麗、ライブよく頑張ったね、とても感動したよ、お疲れ様」
抱きついてきた美麗の頭を軽くなでた。
美麗は体を起こして慶悟を見た。
「…何で?」
少しかすれた声を出す。
「おいで」
慶悟は美麗を自分の前に座らせた。
「前に着替えて戻ってきた時にレミィと呼んだだろ?」
「うん」
「その時はまだ気づいてなかったんだ、レミィが好きすぎて幻を見たのかと思ってた、でももっと前…カレーの時、鼻歌で美麗が歌ってたのがどこかで気にはなっていた、夢の中だと思っていたけど…忘れられなかったんだよな」
美麗は少し涙を浮かべて慶悟にぎゅっと抱きついた。
「実は、美麗とキスをすればするほどその色っぽい声がどこかで聴いたことあるといつも思っていて…」
「…恥ずかしい…」
「レミィと同じなんだよな、吐息が…、歌う時に吐息を多めに歌うだろ?特にバラードは…俺、レミィがバラード歌ってんの大好きなんだよな」
もう一度美麗は慶悟をぎゅっと抱きしめた。
「ライブ終わるまでは聞かないでおこうと思っていた、動揺させてもいけないし…もちろん身バレもダメってことはVTuber内では当たり前の事だしな、俺はずっと隠れレミィ推しだからな(笑)」
「美麗はレミィでも慶悟さんが好き!黙っていてごめんなさい」
「俺も美麗がレミィでも美麗が好きだよ、謝らなくていいよ」