氷の王子と消えた託宣 -龍の託宣2-
 まず、ハインリヒルートは絶対にない。
 異世界転生といっても、自分にとっては今を生きる現実だ。実弟との近親相姦など倫理的にあり得なかった。

 このルートでは、理想の王子様であるハインリヒと甘く切ないラブストーリーが展開される。
 甘いヴォイスに美しいスチル……R18シーンも繊細に描かれ、これが実の弟でなければと泣いた乙女は数知れず。

 ハインリヒルートでの悪役は、公爵令嬢リーゼロッテだ。彼女はジークヴァルトの婚約者でありながら、母親のマルグリットと共に王太子妃の座を狙って邪魔をしてくるのだ。

 このルートのリーゼロッテは悪魔のような令嬢だった。妖精のような可憐な微笑みを浮かべつつ、取り巻きたちを自由自在に操ってヒロインをあの手この手で苦しめてくる。自らは一切手を汚さない徹底ぶりだ。

 ハインリヒルートはエッチのシーンは見ごたえはあったが、ハインリヒは極度のおっぱいフェチで、一部のちっぱいユーザーからは嫌われキャラとなった。
 それにわたしは正統派王子は趣味ではなかったので、はじめに一回プレイしたのみでハインリヒルートは終了した。


< 663 / 684 >

この作品をシェア

pagetop