寡黙な公爵と託宣の涙 -龍の託宣3-
「その茶会には、もちろんわたくしも呼んでもらえるのよね?」
「え?」
「わたくしとあなたの仲じゃない。ねえ、リーゼロッテ様」
どんな仲だよ! と周囲が胸中で叫んだのと同時に、エラが何かを言いかけた。それを咄嗟に制したリーゼロッテは、イザベラにいつも通りの淑女の笑みを向けた。
「もちろんですわ、イザベラ様」
「まあ、でしたらわたくしも招待していただきたいですわ」
黙って成り行きを観察していたヤスミンの榛色の瞳がきらりと光る。おとなしそうな見た目にそぐわずヤスミンは好奇心が強い令嬢なのだと、リーゼロッテは微笑みつつも改めてそう思った。
「よろこんで招待させていただきますわ」
最終的にはジークヴァルトにお伺いを立てなければならないが、アンネマリーの言葉があればおそらく駄目だとは言わないだろう。公爵家にはマテアスやエーミールなど力ある者はたくさんいる。よその茶会にでかけるよりは、ジークヴァルトも安心するに違いない。
その後もイザベラの暴言に辟易しつつも、アンネマリーの茶会は無事に終わりを告げた。
「え?」
「わたくしとあなたの仲じゃない。ねえ、リーゼロッテ様」
どんな仲だよ! と周囲が胸中で叫んだのと同時に、エラが何かを言いかけた。それを咄嗟に制したリーゼロッテは、イザベラにいつも通りの淑女の笑みを向けた。
「もちろんですわ、イザベラ様」
「まあ、でしたらわたくしも招待していただきたいですわ」
黙って成り行きを観察していたヤスミンの榛色の瞳がきらりと光る。おとなしそうな見た目にそぐわずヤスミンは好奇心が強い令嬢なのだと、リーゼロッテは微笑みつつも改めてそう思った。
「よろこんで招待させていただきますわ」
最終的にはジークヴァルトにお伺いを立てなければならないが、アンネマリーの言葉があればおそらく駄目だとは言わないだろう。公爵家にはマテアスやエーミールなど力ある者はたくさんいる。よその茶会にでかけるよりは、ジークヴァルトも安心するに違いない。
その後もイザベラの暴言に辟易しつつも、アンネマリーの茶会は無事に終わりを告げた。