野いちご源氏物語 三九 御法(みのり)
お心がぼんやりしたまま、女房たちとゆるゆるお過ごしになる。
その女房たちも仏像のあるお部屋にはあまりたくさんは入れず、静かにお経をお読みになるの。
「永遠に一緒にいましょう」とお約束なさったけれど、寿命は必ずあってお悔しい。
来世で紫の上と再会できることをひたすら祈っておられる。
世間体を気にしてまだご出家はなさっていない。
ご法要の指示もお出しになれないご様子なので、大将様がすべて取り仕切っていらっしゃる。
<今日にも死ぬのではないか>と覚悟なさる日も多いわ。
でも思うようにそのときは来ない。
ただ月日だけが流れていく。
その女房たちも仏像のあるお部屋にはあまりたくさんは入れず、静かにお経をお読みになるの。
「永遠に一緒にいましょう」とお約束なさったけれど、寿命は必ずあってお悔しい。
来世で紫の上と再会できることをひたすら祈っておられる。
世間体を気にしてまだご出家はなさっていない。
ご法要の指示もお出しになれないご様子なので、大将様がすべて取り仕切っていらっしゃる。
<今日にも死ぬのではないか>と覚悟なさる日も多いわ。
でも思うようにそのときは来ない。
ただ月日だけが流れていく。