宿命の王女と身代わりの託宣 -龍の託宣4-
 ●ブラオエルシュタイン王家の人々●
【ハインリヒ】
 第4章で王太子から王位に就く。真面目過ぎていろいろ抱えこんでしまう性格。妻となったアンネマリーには子供っぽい姿を見せる。王位に就いた途端、謎めいた近寄りがたい雰囲気を(かも)し出すように。でもやっぱりおっぱい星人。
【アンネマリー】
 第4章でハインリヒの子を宿し王太子妃から王妃に。食べづわりで悩んでいる。日増しに重くなる巨乳も肩こりの種。もはや爆乳。ハインリヒはその成長を日々愛おしそうに眺めている。
【ディートリヒ】
 この国の王。第4章で王位をハインリヒに譲る。退位後は口調が王太子時代のものに戻るが、貴族の前ではいまだ威厳ある(てい)を継続中。イジドーラ様ラブが止まらない。
【イジドーラ】
 第4章で王妃の座をアンネマリーに譲る。前王妃セレスティーヌの遺言を果たすため、後妻としてディートリヒの元へ嫁いだ。ハインリヒの義母でカイの伯母。カイの託宣の秘密を知る。実は詐欺メイク美女。
【クリスティーナ】
 誇り高き第一王女。東宮で質素に生活中。龍の託宣を受けたため、政治的(こま)にならないように表向き病弱ということになっている。夢見の巫女として神事を務める。リーゼロッテのために命を落とす宿命を持つ。
【テレーズ】
 第二王女。隣国に嫁いだ。
【ピッパ】
 ディートリヒ王に似た赤毛の第三王女。イジドーラ王妃の娘。
【セレスティーヌ】
 ハインリヒの母。故人。隣国の王女だった。イジドーラの恩人であり憧れの人。
【ルイーズ】
 セレスティーヌの輿入れの際に隣国からついてきた女官。セレスティーヌの死後も、彼女の子供たちのためにブラオエルシュタインに残った。今はイジドーラの女官をしている。
【シネヴァの森の巫女】
 クリスティーナ王女の高祖伯母(こうそはくぼ)。国の最北にあるシネヴァの森で巫女をしている。(ちまた)では森の魔女と呼ばれる。遠隔でクリスティーナ王女をサポートする。
【アルベルト・ガウス】
 クリスティーナ王女の従者兼護衛騎士。王族と貴族の間にできた不義の子。王女に命を救われ、今の名を名乗るように。王女によく「つまらない男」と言われる馬鹿真面目なお方。
【ヘッダ・バルテン】
 子爵令嬢でクリスティーナ王女の侍女を務める。王女の影武者のためにそばにいる。胸を(わずら)っていて時々発作を起こす。王女の宿命の原因であるリーゼロッテを敵対視する。
【東宮の料理人】
 クリスティーナ王女たちの健康管理のために日々美味しい料理を考案中。ヘッダの小食をとても心配している。アルベルトだけがもりもり食べるので、それがちょっとうれしい。
【歴代の王たち】
 王が受け継ぐ記憶。四六時中脳内で複数人がしゃべるので、王位についた者は日常の会話もままならない。相手の声がよく聞こえないため、はったりと歴代王たちの指示でいつも適当に会話をしている。王妃に触れているときだけ王たちは沈黙する。

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