リストラ保育士のお見合い相手はまさかの子連れ騎士団長?! 異世界で子育てライフを楽しみます!
「あ、一夏さん、コーヒー飲む?」
「飲む。向こうの生活が長くて……こっちのことはさっぱり忘れちゃったね」
けらけら笑う叔母は、母の年の離れた妹。ちょうど私と母の中間くらいの年齢。
「ここちゃん。二十歳になったでしょ?」
「なりましたね。二十歳どころか、二十二歳ですけど? そんな一夏さんは三十五歳ですよね?」
つまり、叔母と再会したのは十五年ぶりだが、その姿はどう見ても二十歳と言っても通じるほど、すべてにおいて若々しい。黒い髪は艶やかで、背中に流れる様子は、まるでシャンプーのCMのよう。
「それで、仕事が決まってないんでしょ?」
だというのに、私の個人情報が筒抜けだった。
「姉さんから聞いたの。この四月から仕事がなくなるって」
仕事がなくなったというのは、表現としては正しいのかもしれない。
市の会計年度任用職員として保育園で働いていたが、少子化の影響で保育園が閉園。幼稚園と合併して、認定こども園になる。そこでの採用という話もあったが、残念ながら私は幼稚園教諭免許を持っていない。だから、再任の対象から外れた。
つまりクビのようなもの。
「飲む。向こうの生活が長くて……こっちのことはさっぱり忘れちゃったね」
けらけら笑う叔母は、母の年の離れた妹。ちょうど私と母の中間くらいの年齢。
「ここちゃん。二十歳になったでしょ?」
「なりましたね。二十歳どころか、二十二歳ですけど? そんな一夏さんは三十五歳ですよね?」
つまり、叔母と再会したのは十五年ぶりだが、その姿はどう見ても二十歳と言っても通じるほど、すべてにおいて若々しい。黒い髪は艶やかで、背中に流れる様子は、まるでシャンプーのCMのよう。
「それで、仕事が決まってないんでしょ?」
だというのに、私の個人情報が筒抜けだった。
「姉さんから聞いたの。この四月から仕事がなくなるって」
仕事がなくなったというのは、表現としては正しいのかもしれない。
市の会計年度任用職員として保育園で働いていたが、少子化の影響で保育園が閉園。幼稚園と合併して、認定こども園になる。そこでの採用という話もあったが、残念ながら私は幼稚園教諭免許を持っていない。だから、再任の対象から外れた。
つまりクビのようなもの。