6月25日、彼は。
私は目の前で座り込んでいる丹野くんに合わせて、しゃがんだ。



「丹野くん、私と一緒にこれからを生きてくれませんか?」



「今日死のうと思ったのなら、もっと素直に一緒に生きよう。ご両親に反発する時は私も付き添ってあげる!」



その日、私が差し出した手を丹野くんは取ってくれた。

それだけで十分だった。

これで一緒に歩いていけるのだから。
< 74 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop