憧れの御曹司と婚約しました。



「君の大好きな【もこまる】の新作グッズ、全部プレゼントするよ。限定品も、僕が手に入れられるものは全部。どうかな?」
「え、【もこまる】!?」
 私は思わず身を乗り出してしまった。颯さんがどうやって私の【もこまる】愛を知ったのかは分からないけど、その提案はあまりにも魅力的だった。
 新作グッズ、しかも限定品まで……! 私の心は一気に揺れ動いてしまう。
「で、でも、結婚ってそんな簡単なものじゃ……」
「もちろん、すぐに決めなくていい。考えてみてほしい。ただ、君なら僕のパートナーとして最高だと思ってるよ」
 颯さんの笑顔は、まるで私の心を見透かしているようだった。私は顔が熱くなるのを感じながら、なんとか冷静に返事をした。
「わ、わかりました。少し……考えさせてください」


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