憧れの御曹司と婚約しました。
イベントの後、颯さんと二人で控室に戻った。疲れていたけど、心は満たされていた。颯さんがコーヒーを淹れてくれながら、ふと言った。
「日和子、今日の君を見て、改めて思ったよ。君は、僕にとって特別だ」
その言葉に、私はドキッとした。颯さんの目は真剣で、いつもより少し柔らかかった。
「颯さん、もこまるは私にとっても特別だけど……颯さんがそれを生み出してくれたから、こうやって今、幸せなんだと思う」
私は勇気を出して、初めて自分の気持ちを言葉にした。颯さんは一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに優しい笑顔を見せた。
颯さんとの結婚は、最初はビジネスライクなものだと思っていた。でも、今、もこまるを通じて、私たちの心は確かにつながっている。そんな確信が、私の胸を温かくした。