これは形だけの結婚ですので!~剛腕パイロットは初恋のカタブツ妻を容赦なく溺愛する~【愛され最強ヒロインシリーズ】
「なんでって、地元の友達が動画を見せてくれたから。よく似合ってたぞ、王子さま」
「いつの王子さま?」


実は女子高時代、文化祭の劇で三年連続、王子さま役をやった。

クラスの出し物だから別に劇でなくてもよかったのに、私がいるとなぜか劇になるのだ。

しかも、私だけは配役が最初から王子と決まっていた。


「いつって、何回もやったのか?」
「ええ、三回ほど」


正直に明かすと、彼は笑いを噛み殺している。


「まあな、この身長だとそうなるか」


身長のせいだけではなさそうだけれど、黙っておいた。


「俺が見たのは白雪姫だな。あれ、本当にキスしてる?」
「するわけないでしょう」
「なんだ、女子高あるあるかと思った」


女子高にどんなイメージを抱いていることやら。

女子高は、清楚で上品な生徒だらけだと思われているかもしれないが、実際は男子の目がないせいで自由奔放。

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