Semisweet.
 約束の月曜日、朝10時に瑞野が約束通り家まで迎えに来てくれた。

 久し振りにおしゃれをして瑞野と出掛けるので、何だか緊張してきた。

 それにただのお出かけでは無くて、仮恋人としての仮の思い出作り。

 今日は約束通りお弁当を作ってきたけど、瑞野が好きかどうかは分からない。

 いつも行く時は飲み屋なのでこんな健全なデート不思議な感じだ。

 瑞野の車に乗り込んで「おはよ」と挨拶をする。


「おはよ。コーヒー飲む?」

「え、買ってきてくれたの?やるじゃん。」

「だろ。もっと褒めてくれても良いよ。」

「はいはい、えらいね。ありがとう。」


 私のお子ちゃま扱いには気にする事無くご満悦な様子でコーヒーを渡してきた。

 こういう気が使える所は本当最高だと思う。

 車に乗り込んでシートベルトを止めると車はゆっくりと走り出していった。

 瑞野とピクニックなんておかしくて仕方ないけど、楽しみだった。
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