Semisweet.
 おかげさまで年内に籍を入れることになった私達は、早速次の仕事後飲みに来ていた。


「はあ?結婚隠したい?何で?」

「だ、だから、あんたと結婚なんて話になったら女性社員からの嫌がらせが…。」」

「女子高生かよ。」


 なんだかデジャブを感じる話に呆れる瑞野の隣で、ちょびちょびとアイスティーハイを口にしている。

 結構これが飲みやすく、ジュースみたいにすいすいと口の中に入って行くのだ。焼酎とアイスティーを焼酎1、ストレートティーを2くらいの比率で作る。

 緑茶ハイとかと作り方は同じで、みんなそれぞれやるものだと思うけど、家でもこんな風に色々なジュースで飲んだりとかもしている。

 お店でこのアイスティーハイがあるお店は近くにそんなに無いので、ここを気に入っていて、大体瑞野と飲みに来るのはここだった。


「俺は隠したくない。」

「…そう言うの分かるけどさ…。」

「そりゃそうだろ。疚しい事全部なくなったのにまだ隠さなきゃいけないとか、むしろ俺らがしなきゃいけないのは嘘を吐き通さなきゃいけない事な。」


 それもなんだった。
 私に上手くこの嘘を扱えるのかも心配だ。

 正直嘘を吐いて隠し通すのも苦手だし、あまり嘘を隠し通せたことは無い気がする。
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