双子の悪女の身代わり〜実は私が創世の聖女です〜
母の死から父の様子がおかしくなり、あまり表に出せない状態になった。
部屋にこもっては何かをブツブツと言っている。
「余が殺したのは犬だ⋯⋯アンレリネは悪魔に取り憑かれてなどいない⋯⋯天罰などくだっていない⋯⋯」
女が悪魔に取り憑かれていると言われるのは、双子を産んでしまった時だ。
私は母が双子を産んでいた可能性を考え始めていた。
双子とは模造のような人間が生まれてしまう悪魔の悪戯だとシャリレーン教では考えられていた。
王妃がそのようなものを産んだと知られたら王家は求心力を失う。
父の性格であれば母が双子を産んだら、シャリレーン王家と母の尊厳の為に事実を隠すだろうと予想した。
私は父が頼りにしている側近のミカエリア・モンスラダ侯爵を問い詰めた。
すると母はやはり双子の姉妹を産んでいて、妹の方を始末するように父より命じられたらしい。
しかし、王族を殺すなど到底できないと思った彼はカルパシーノ地方に妹を捨てたと弁明してきた。
私が神聖力を使ったことで、父は神の愛する聖女の子を殺した可能性に気がつき狂ってしまった。
母も助けられず、父も発狂し私は追い詰められた。
シャリレーン王国は直系しか王位を継げないので、狂った父の代わりに王位を継げるのは私だけだ。
父から王位を譲って貰い私がシャリレーン王国を支えようと動いたが、少女の私が王位についたら父の病状が他国に露見すると反対された。
そして、14歳になった時、ルドナ国王は私を所望した。
生まれたてのシャリレーン王国の騎士団は他国と戦えるレベルではなかった。
私はシャリレーン王国を守る為にルドナ国王の元に嫁いだ。
メイド1人と騎士1人を連れて行って良いと言われたので、専属メイドのモリアナと騎士のケントリン・モンスラダを連れて行った。
ケントリンを選んでしまった事を私はすぐに後悔した。
騎士たちの訓練は任せきりになっていて、名簿を見て私は護衛騎士を選んだ。
彼の父親のモンスラダ侯爵のことを信頼してケントリンを選んだが、侯爵は1番使えない3男坊を騎士として差し出していた。
無口で無愛想な上、先回りして物事が考えられず、命令しないと何もしないのがケントリンだった。
ルドナ王国に人質ではなく、側室として私は迎えられた。
14歳という少女を妻にできてしまう、ルドナ王国は非常に問題のある国だった。
ルドナ国王は女に暴力を振るって、苦しめる事に喜びを覚える男だった。
私は純潔こそ奪われなかったが、王宮は暴君の無法地帯で私が殴られていても誰も庇ってくれなかった。
そして、私は母の死の真相を知ることになる。
母はルドナ王国で盗賊に襲われて暴行されたと聞いていたが、実際は国王の暴力で亡くなっていたのだ。
メイドや他の妻たちも傷だらけで、私は自分の神聖力で彼女たちを治療した。
15歳の時にルドナ国王に腹を踏みつけられたことで、私は2度と子供が産めない体になった。
私は自分がシャリレーン王国の未来を繋げないことに涙した。
ある日、父が死んだという情報が入ってきた。
私はルドナ国王に父の葬儀に出席させて欲しいと訴えた。
「妻を差し出し、娘を差し出した愚王の葬儀などに出たいのか?」
「訂正してください! お父様は国民のことを考える素晴らしい国王でした。お母様も私も自らルドナ王国に来たのです」
「女のくせに口答えしやがって、お前逃げる気だろう!」
私は両足の骨を折られ、父の葬儀にも出られなかった。
母を殺し、父の死に目にも会えず、私はルドナ国王に復讐する事にした。
猛毒のシェヌレン草の毒を使って、彼を毒殺した。
シャリレーン王国は毒草の生える土地だったので、私には毒の知識があった。
復讐を果たした後、私は自分の神聖力が擦り傷程度しか治せない程に弱まっていることに気がついた。
部屋にこもっては何かをブツブツと言っている。
「余が殺したのは犬だ⋯⋯アンレリネは悪魔に取り憑かれてなどいない⋯⋯天罰などくだっていない⋯⋯」
女が悪魔に取り憑かれていると言われるのは、双子を産んでしまった時だ。
私は母が双子を産んでいた可能性を考え始めていた。
双子とは模造のような人間が生まれてしまう悪魔の悪戯だとシャリレーン教では考えられていた。
王妃がそのようなものを産んだと知られたら王家は求心力を失う。
父の性格であれば母が双子を産んだら、シャリレーン王家と母の尊厳の為に事実を隠すだろうと予想した。
私は父が頼りにしている側近のミカエリア・モンスラダ侯爵を問い詰めた。
すると母はやはり双子の姉妹を産んでいて、妹の方を始末するように父より命じられたらしい。
しかし、王族を殺すなど到底できないと思った彼はカルパシーノ地方に妹を捨てたと弁明してきた。
私が神聖力を使ったことで、父は神の愛する聖女の子を殺した可能性に気がつき狂ってしまった。
母も助けられず、父も発狂し私は追い詰められた。
シャリレーン王国は直系しか王位を継げないので、狂った父の代わりに王位を継げるのは私だけだ。
父から王位を譲って貰い私がシャリレーン王国を支えようと動いたが、少女の私が王位についたら父の病状が他国に露見すると反対された。
そして、14歳になった時、ルドナ国王は私を所望した。
生まれたてのシャリレーン王国の騎士団は他国と戦えるレベルではなかった。
私はシャリレーン王国を守る為にルドナ国王の元に嫁いだ。
メイド1人と騎士1人を連れて行って良いと言われたので、専属メイドのモリアナと騎士のケントリン・モンスラダを連れて行った。
ケントリンを選んでしまった事を私はすぐに後悔した。
騎士たちの訓練は任せきりになっていて、名簿を見て私は護衛騎士を選んだ。
彼の父親のモンスラダ侯爵のことを信頼してケントリンを選んだが、侯爵は1番使えない3男坊を騎士として差し出していた。
無口で無愛想な上、先回りして物事が考えられず、命令しないと何もしないのがケントリンだった。
ルドナ王国に人質ではなく、側室として私は迎えられた。
14歳という少女を妻にできてしまう、ルドナ王国は非常に問題のある国だった。
ルドナ国王は女に暴力を振るって、苦しめる事に喜びを覚える男だった。
私は純潔こそ奪われなかったが、王宮は暴君の無法地帯で私が殴られていても誰も庇ってくれなかった。
そして、私は母の死の真相を知ることになる。
母はルドナ王国で盗賊に襲われて暴行されたと聞いていたが、実際は国王の暴力で亡くなっていたのだ。
メイドや他の妻たちも傷だらけで、私は自分の神聖力で彼女たちを治療した。
15歳の時にルドナ国王に腹を踏みつけられたことで、私は2度と子供が産めない体になった。
私は自分がシャリレーン王国の未来を繋げないことに涙した。
ある日、父が死んだという情報が入ってきた。
私はルドナ国王に父の葬儀に出席させて欲しいと訴えた。
「妻を差し出し、娘を差し出した愚王の葬儀などに出たいのか?」
「訂正してください! お父様は国民のことを考える素晴らしい国王でした。お母様も私も自らルドナ王国に来たのです」
「女のくせに口答えしやがって、お前逃げる気だろう!」
私は両足の骨を折られ、父の葬儀にも出られなかった。
母を殺し、父の死に目にも会えず、私はルドナ国王に復讐する事にした。
猛毒のシェヌレン草の毒を使って、彼を毒殺した。
シャリレーン王国は毒草の生える土地だったので、私には毒の知識があった。
復讐を果たした後、私は自分の神聖力が擦り傷程度しか治せない程に弱まっていることに気がついた。