執拗に愛されて、愛して
 翌朝一緒に朝起きて、届いたベッドを組み立てていた。我が家の寝室に広めのベッドが届いて2人で感動する。

 いつでも寝られる状態になったダブルベッドに2人で一緒に寝転がって、寝心地を確かめる。言うまでもなく最高である。


「新品ふかふかのベッド最高すぎる⋯。」

「広いの悪くないな。」


 クッションに顔を付けて寝転がりながら、お互いの方に顔が向いていて、目が合う。クッションに触れていた手を雅が掴んできて、少しドキッとする。

 それから優しく微笑んできて「初めてだな、同棲は」と言葉にしてきた。交際していた時お互いの家に泊まりに行くことはあっても、確かに一緒に住んだことはないから初めてだ。

 5年前に別れた彼氏と縒りを戻して、同棲まで進むなんて、本当人生何が起こるかわからない。


「…そうね。」


 そう答えると、手を掴んできていた手が今度は頬に触れてきている。さっきまで笑っていたその表情が急に真剣になっていて、その顔が格好良くて見惚れてしまう。目が離せなくなって見つめ合うと少しだけ体を起こして、私の頬に軽く口づけしてくる。

 予想外の行動に驚いて動けずにいると雅はふっと笑みをこぼして、頭を撫でてからベッドを降りる。

 私の事好きみたいな反応してくるの、そういうのどうしたらいいかわからなくなるから困る。
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