執拗に愛されて、愛して
色々と思い出していると、雅が煙草の火を消して「あ、そうだ。玲、あれ出して」と、何か指示をしていた。こんな風に玲くんに何かをお願いしている所を見ないので珍しく思っていると、玲くんも素直に「了解」と言いながら裏に向かう。
「あれ…?どうしたの?」
「お前本当に忘れてんの?今日。」
私の何もピンと来てないのを見た雅がありえないとでも言いたげな表情をしていた。本当に何のことか分からない。付き合った記念日でもないし、そもそもそんなの律義にお祝いするタイプではない。
考えても考えても何も浮かばない私に、雅がふと笑みを零した。
「まあ、忘れるよな。20代後半にもなれば自分の誕生日なんて。」
「え?」
雅がそういったタイミングで玲くんが「夏帆ちゃん、おめでとうー!」と言いながら私の目の前にプレートに乗った小さなケーキを出した。円形のチョコケーキに控えめにいちごが乗っていて金粉も掛かっていて凄く可愛い。真っ白のプレートの上には『Happy birth day to Kaho.』とチョコペンで書かれている。
自分の誕生日をすっかり忘れていたし、まさかのサプライズに驚いた。
「うわあ!今日私の誕生日か!」
「雅がサプライズとして手配してたんだよ。」
全然気付いていなかったから凄く嬉しい。日々の忙しさで自分でも忘れていたのに、それを誰かが覚えていてくれただけでも嬉しいと言うのに、こんなサプライズをしてもらえるなんて、最高の誕生日だ。
「あれ…?どうしたの?」
「お前本当に忘れてんの?今日。」
私の何もピンと来てないのを見た雅がありえないとでも言いたげな表情をしていた。本当に何のことか分からない。付き合った記念日でもないし、そもそもそんなの律義にお祝いするタイプではない。
考えても考えても何も浮かばない私に、雅がふと笑みを零した。
「まあ、忘れるよな。20代後半にもなれば自分の誕生日なんて。」
「え?」
雅がそういったタイミングで玲くんが「夏帆ちゃん、おめでとうー!」と言いながら私の目の前にプレートに乗った小さなケーキを出した。円形のチョコケーキに控えめにいちごが乗っていて金粉も掛かっていて凄く可愛い。真っ白のプレートの上には『Happy birth day to Kaho.』とチョコペンで書かれている。
自分の誕生日をすっかり忘れていたし、まさかのサプライズに驚いた。
「うわあ!今日私の誕生日か!」
「雅がサプライズとして手配してたんだよ。」
全然気付いていなかったから凄く嬉しい。日々の忙しさで自分でも忘れていたのに、それを誰かが覚えていてくれただけでも嬉しいと言うのに、こんなサプライズをしてもらえるなんて、最高の誕生日だ。