執拗に愛されて、愛して
1時間半後、準備も終えてナビに表示されている雅が住んでいるマンションに歩きで到着した。自分の家から出て、約15分程の距離に雅は住んでいたらしく、どうしてこれで今まで会わなかったのか不思議だった。
そこそこセキュリティーが強いマンションに住んでいて、下はしっかりオートロックだった。部屋番号を入力してインターフォンを鳴らし呼び出すと、すぐに閉まっていたドアが開いた。そこから部屋に向かって、ドアの前で立ち止まり、部屋のインターフォンをもう一度鳴らすと、少ししてから鍵が回る音がしてドアが開く。
中から顔を出したのは当然雅で、まさかの上半身裸だった。
「おはよ。」
「…服は着てから出てきなさいよ。」
「今服選んでたところ。ちょうどいいところに来たわ。上がって。」
私だからって気抜きすぎでしょ、この男。無駄に華奢なのも驚くし、男性の身体なんて普段見る事も無いのだから、心臓に悪いしやめてほしい。
家の中に入ると、シンプルな部屋で物はほとんど無い。綺麗にされている部屋に大学時代と変わらないものを感じる。昔から雅はあまり物欲などもなくて、これが欲しいなどと口にしているのを聞いたことが無かった。
誕生日などのお祝いで何が欲しい?と聞いても、夏帆から貰えるなら何だって良いよと言って、私が欲しい答えはもらえなかった。
時々アクセサリーや服を自分で購入しているのは見ていたけれど、こだわっている様子も無く、黒を中心とした服装が多かったと思う。
そんな風に部屋を見渡していると、雅が私の肩を抱いてきた。
「てか、すごい綺麗にしてんじゃん。俺のため?」
そう言いながら今度は、私のセットした髪に軽く触れる。
手慣れた感じで触れてくる手を、パシッと音を立てて払った。家に入って触れることを許してしまっては、ここで襲われても合意になりそうだったし、そんな事を許す気はない。
そこそこセキュリティーが強いマンションに住んでいて、下はしっかりオートロックだった。部屋番号を入力してインターフォンを鳴らし呼び出すと、すぐに閉まっていたドアが開いた。そこから部屋に向かって、ドアの前で立ち止まり、部屋のインターフォンをもう一度鳴らすと、少ししてから鍵が回る音がしてドアが開く。
中から顔を出したのは当然雅で、まさかの上半身裸だった。
「おはよ。」
「…服は着てから出てきなさいよ。」
「今服選んでたところ。ちょうどいいところに来たわ。上がって。」
私だからって気抜きすぎでしょ、この男。無駄に華奢なのも驚くし、男性の身体なんて普段見る事も無いのだから、心臓に悪いしやめてほしい。
家の中に入ると、シンプルな部屋で物はほとんど無い。綺麗にされている部屋に大学時代と変わらないものを感じる。昔から雅はあまり物欲などもなくて、これが欲しいなどと口にしているのを聞いたことが無かった。
誕生日などのお祝いで何が欲しい?と聞いても、夏帆から貰えるなら何だって良いよと言って、私が欲しい答えはもらえなかった。
時々アクセサリーや服を自分で購入しているのは見ていたけれど、こだわっている様子も無く、黒を中心とした服装が多かったと思う。
そんな風に部屋を見渡していると、雅が私の肩を抱いてきた。
「てか、すごい綺麗にしてんじゃん。俺のため?」
そう言いながら今度は、私のセットした髪に軽く触れる。
手慣れた感じで触れてくる手を、パシッと音を立てて払った。家に入って触れることを許してしまっては、ここで襲われても合意になりそうだったし、そんな事を許す気はない。