執拗に愛されて、愛して
夜も更けた深夜2時。夜明けに向かって少しずつ4時間程かけて朝陽が昇っていく。
目が覚めた時にはそんな時間を考える余裕も無く、頭痛に襲われていた。それから意識ははっきりしてきて、ふと自分の服装を見ると乱れている様な気がした。
恐らく酔った自分が、暑くて乱したのかもしれない。衣服を整えて隣に居ない雅に会いにリビングに向かった。
リビングにも居なくて、ベランダの方を見るとそっちで煙草を吸っているのが見えた。
まだこんな夜中は肌寒いのに外に出て、と気になってベランダの戸を開けたが、雅はこちらに向かなかった。
それどころか背を向けたまま「出てくんなよ。風邪引く」といつもよりも低い声色が聞こえてきて、怒っているのだと言う事は分かった。
約束、守れなかった事を怒っているのかも。
「…ごめんね。」
「何が。」
「早く帰るって言ったのに、帰れなかった事。でもね、仕方なかったの。部長に…「知ってるよ。」」
私の話なんて聞きたくも無いとでも言う様に強めに返ってきて少し驚く。そんなに雅が怒る理由が私には分からなかった。
いつもだったら遅くなって帰ってきても「そんな気してたわ」とか嫌味を零しながらも何だかんだ許してくれるから。
こういう怒り方をするときの雅は、大体本気で心配した時か、
─────…嫉妬した時。
でも、嫉妬なんてそんなの無かったはずだし。あるとしたら私はここまでの帰り道を覚えていないのだけど、男性社員にでも送ってもらったのだろうか。思い当たる節が無い、というか思い出せなくて何も言葉に出来ない。
目が覚めた時にはそんな時間を考える余裕も無く、頭痛に襲われていた。それから意識ははっきりしてきて、ふと自分の服装を見ると乱れている様な気がした。
恐らく酔った自分が、暑くて乱したのかもしれない。衣服を整えて隣に居ない雅に会いにリビングに向かった。
リビングにも居なくて、ベランダの方を見るとそっちで煙草を吸っているのが見えた。
まだこんな夜中は肌寒いのに外に出て、と気になってベランダの戸を開けたが、雅はこちらに向かなかった。
それどころか背を向けたまま「出てくんなよ。風邪引く」といつもよりも低い声色が聞こえてきて、怒っているのだと言う事は分かった。
約束、守れなかった事を怒っているのかも。
「…ごめんね。」
「何が。」
「早く帰るって言ったのに、帰れなかった事。でもね、仕方なかったの。部長に…「知ってるよ。」」
私の話なんて聞きたくも無いとでも言う様に強めに返ってきて少し驚く。そんなに雅が怒る理由が私には分からなかった。
いつもだったら遅くなって帰ってきても「そんな気してたわ」とか嫌味を零しながらも何だかんだ許してくれるから。
こういう怒り方をするときの雅は、大体本気で心配した時か、
─────…嫉妬した時。
でも、嫉妬なんてそんなの無かったはずだし。あるとしたら私はここまでの帰り道を覚えていないのだけど、男性社員にでも送ってもらったのだろうか。思い当たる節が無い、というか思い出せなくて何も言葉に出来ない。