執拗に愛されて、愛して
咲人をチャイルドシートに乗せて家までの道を雅が運転してくれていた。咲人の隣に座って眠っている咲人を見守る。
「やっぱバーの雰囲気好き。もう中々行けないけど、あの空気感安心する。」
「少しでも気分転換になったんなら良かったな。」
「今度は雅が復帰したら行きたいな。またあんたがお酒作る姿見に行きたい。」
そう言うと車のバックミラー越しに目が合った。それからまたふいと目線は逸らされて「いつでも」と呟いて、前へと視線を戻した。
バーで働く男の人を格好良いとか思ったことも無いけど、雅の姿だけはずっと見ていたいと思う。営業職の時の雅も見てみたかったけど。
「営業の時の写真とか無いの?」
「あんじゃん?探せば。」
「スマホ貸してよ。」
そう言うと雅がポケットに手を突っ込んでスマホを取り出して渡してくる。スマホを取って、画面のPINコードが出てきてそこで躓く事になった。
「ねぇ、何番?」
「当ててみれば?」
「教えてくれたって良いじゃない。」
そう言いながら雅の誕生日を入れてみたけど違うと言われた。咲人の誕生日を入れても違う。
「大学時代から変わってないから、咲人の誕生日では無いな。」
「ええ?大学から一緒…?学籍番号の下4桁とか?」
「もう覚えてねぇよ。そんなん。」
全く想像も付かない。0を4つとか適当に入れてみるけどどれも違うと言われた。1分間のロックが掛かってその間も考えた。
「…あ、玲くんの誕生日だ。」
「そんなきもい事言うな。」
これだ!って思ったのに。
「やっぱバーの雰囲気好き。もう中々行けないけど、あの空気感安心する。」
「少しでも気分転換になったんなら良かったな。」
「今度は雅が復帰したら行きたいな。またあんたがお酒作る姿見に行きたい。」
そう言うと車のバックミラー越しに目が合った。それからまたふいと目線は逸らされて「いつでも」と呟いて、前へと視線を戻した。
バーで働く男の人を格好良いとか思ったことも無いけど、雅の姿だけはずっと見ていたいと思う。営業職の時の雅も見てみたかったけど。
「営業の時の写真とか無いの?」
「あんじゃん?探せば。」
「スマホ貸してよ。」
そう言うと雅がポケットに手を突っ込んでスマホを取り出して渡してくる。スマホを取って、画面のPINコードが出てきてそこで躓く事になった。
「ねぇ、何番?」
「当ててみれば?」
「教えてくれたって良いじゃない。」
そう言いながら雅の誕生日を入れてみたけど違うと言われた。咲人の誕生日を入れても違う。
「大学時代から変わってないから、咲人の誕生日では無いな。」
「ええ?大学から一緒…?学籍番号の下4桁とか?」
「もう覚えてねぇよ。そんなん。」
全く想像も付かない。0を4つとか適当に入れてみるけどどれも違うと言われた。1分間のロックが掛かってその間も考えた。
「…あ、玲くんの誕生日だ。」
「そんなきもい事言うな。」
これだ!って思ったのに。