執拗に愛されて、愛して
 それから2週間後ほどして、約束の日が来た。新幹線で3時間程時間を掛けて実家に向かう。


「うっまー!」


 駅で買ったお弁当とお酒を購入して、2人で乾杯をして昼から飲んでいる。控えめに言って昼から飲めるなんて幸せとしか言い様がない。雅も満足そうにビール缶に口を付けて、喉奥に流し込んでいた。


「昼から飲めるなんて贅沢すぎない?」

「本当、昼飲みも悪くないな。てか、今日泊まる旅館の近くに、日本酒有名な店あんだって。買って旅館で飲まね?」

「日本酒とか最高すぎる。リサーチ優秀すぎるのやめて。」


 今日泊まる旅館は有名で一度泊まってみたいなとは、私も思っていた。露天風呂もついてて、部屋も広く、夕飯も豪華で凄くいい旅館だ。それに合わせて、日本酒は最高すぎる。そして隣には目の保養にはなる男。

 …性格は難ありだけれど。

 雅に任せてすぐは不安しか無かったのに、連絡を貰った時は、一気に楽しみになった。雅が出掛ける時とかは結構調べて私に提案してくれるのだけど、どこも外れがなかった事を思い出して、雅に任せて正解だったかもと思った。
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