お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
また、さっきと同じところへ二人で座ると、どことなく落ち着かない様子の響が、徐に口を開いた。
「あのさ……奈都子は男と付き合ったこと、あるんだよな?」
「えっ?……うん…多くはないけど…」
いきなりそんな質問から入り、それが私の抱く不安とはかけ離れていたせいで、一瞬理解が遅れてしまった。
「じゃあ身体の関係も…もちろんあったよな…」
「…う……うん、まぁ…」
「だよな…」
ふー……と横を向いて息を吐く響のその質問の理由が分からず、逆に質問してしまった。
「あの……私に付き合った過去があると…ダメだった…?貞淑でない女は受け入れられない…とか?」
「そっそそうじゃなくて!」
響がこんなに慌てるなんて珍しいな、なんて思っていると、一呼吸おいて響が徐に話し始めた。
「…あー……だから、その…俺が未経験つーか…」
うん?
「何が?響もお付き合いしてたことあるんだよね?…ルナさんとか…」
「や、そうなんだけど…付き合ったことはあるけど…その、身体の関係がないっつーか……その……ヤったことがないっつうか…」
うん?
…え?
まさか…
「それは、男女の営み…というかその……えっちをしたことがない…っていう認識でいいのかな…?」
思い切ってストレートに聞くと「…その認識で合ってるし…何ならキスすらしたことない」と横を向いたままボソリと呟いた。
ん?キスすら…?
・
・
・
えー!? なんですとー!?
こんなに素敵でモテすぎて困るほどの人が!?
…と、あまりにも意外な事実に驚いてしまったけど、意外だからこそ、逆にそれだけの理由があったのかもしれないよね…
「それは思ってもみなくて正直驚いたけど、でもそれがどうかしたの?」
響の手をそっと握ってそう言うと、響がびっくりした顔で私を見た。
「…男がこの歳でまだとか、嫌じゃない?ヤバいと思わない?」
「ううん、全然気にしないけど。…響はそれが気に掛かってるの?」
「…あ……うん……それもだけど…」
まだ何か気掛かりがあるのかそう言い淀む響に、握った大きな手をキュッと握り直して明るく言う。
「ね、〝桜賀は私になら何でも言える〞んでしょ?なら言って?…私達の関係が同僚から恋人になっても、今までの信頼関係が変わる訳じゃないんだからさ」
「あのさ……奈都子は男と付き合ったこと、あるんだよな?」
「えっ?……うん…多くはないけど…」
いきなりそんな質問から入り、それが私の抱く不安とはかけ離れていたせいで、一瞬理解が遅れてしまった。
「じゃあ身体の関係も…もちろんあったよな…」
「…う……うん、まぁ…」
「だよな…」
ふー……と横を向いて息を吐く響のその質問の理由が分からず、逆に質問してしまった。
「あの……私に付き合った過去があると…ダメだった…?貞淑でない女は受け入れられない…とか?」
「そっそそうじゃなくて!」
響がこんなに慌てるなんて珍しいな、なんて思っていると、一呼吸おいて響が徐に話し始めた。
「…あー……だから、その…俺が未経験つーか…」
うん?
「何が?響もお付き合いしてたことあるんだよね?…ルナさんとか…」
「や、そうなんだけど…付き合ったことはあるけど…その、身体の関係がないっつーか……その……ヤったことがないっつうか…」
うん?
…え?
まさか…
「それは、男女の営み…というかその……えっちをしたことがない…っていう認識でいいのかな…?」
思い切ってストレートに聞くと「…その認識で合ってるし…何ならキスすらしたことない」と横を向いたままボソリと呟いた。
ん?キスすら…?
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えー!? なんですとー!?
こんなに素敵でモテすぎて困るほどの人が!?
…と、あまりにも意外な事実に驚いてしまったけど、意外だからこそ、逆にそれだけの理由があったのかもしれないよね…
「それは思ってもみなくて正直驚いたけど、でもそれがどうかしたの?」
響の手をそっと握ってそう言うと、響がびっくりした顔で私を見た。
「…男がこの歳でまだとか、嫌じゃない?ヤバいと思わない?」
「ううん、全然気にしないけど。…響はそれが気に掛かってるの?」
「…あ……うん……それもだけど…」
まだ何か気掛かりがあるのかそう言い淀む響に、握った大きな手をキュッと握り直して明るく言う。
「ね、〝桜賀は私になら何でも言える〞んでしょ?なら言って?…私達の関係が同僚から恋人になっても、今までの信頼関係が変わる訳じゃないんだからさ」