お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
「響~、お風呂沸いたから、お先にどうぞ」
と、言ったところで…
「奈都子ん家なんだし、奈都子が先に入りな」
絶対にそう言うと思ったから…
「ううん。私は響に先に入ってほしいな」
って、響の腕に触れながら少し甘えた様に言ってみたの。すると…
「それ断れないヤツだよな!? え、分かってやってる!? ちょっとマジで可愛すぎんだけど!断れるわけないよな!?」
って、すごい驚きようだから、つい笑っちゃった。
「ふ、あはっ、あははっ。…じゃあ断れないのなら先に入ってね。ふふっ」
「…もしかして俺〝妻に操縦される旦那〞になる感じ?」
「あはは!私、響を操縦できそう?」
「もうしてるじゃん。…けど、それはそれで幸せだよな」
「ふふふっ、そうなんだ。…じゃ、先にお風呂に入ってね」
「今日は先に入るけど…」
「ん?」
「次からは一緒に入るからなっ」
って言い捨てて行っちゃった。
…ふふ、ピュアな響を知るほど、同僚として言い合ってた頃とのギャップに萌えちゃうな。
それに、あの頃の憎まれ口が、私に対する〝好き〞がいろんな形に変形していたんだと気づくと、響を愛しく想う気持ちがより濃くなっていってる。
ありがとう、響。
私を愛してくれて。