お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
お風呂から上がって身支度を整えた私がルームウェア姿でリビングに戻ると、同じくルームウェア姿の響が座ったまま〝おいでおいで〞と手招きした。
だから「なーに?」と近づくと、響が自分の脚の間に私を座らせた。
「ここならテレビが見やすいだろ」って。
でも、私が前にいたら響が見づらいでしょ?
そう言おうとしたら、後ろから、包み込むようにそっと抱き締められた。
「響…?」
「一緒に見ようぜ、お笑い」
そう言われて、私は響にバックハグされたままテレビを見ることに。
最初は〝嬉し恥ずかし〞でドキドキしてたけど、テレビに見入って二人で笑ってたらいつの間にか緊張は飛んでいってしまい、番組が終わる頃には、響に包まれている温もりが心地よく、そしてそれを当たり前の様に感じていた。
テレビはCMから次の番組のドラマへと進み、特に見るつもりはないけど、消して音がなくなるのも寂しいし…と、つけっぱなしのまま、少しだけ音量を下げた。
「背中、寄りかかっちゃってごめんね、重たかったよね」
「…いや、重くなんかないし、俺に身体を預けてくれんのがすげぇ嬉しかった」
その言葉のあと、さっきより少し強めに抱き締められると、響の頭の重さを私の肩が感じ取った。
「あー…すげぇ好き。このままずっと抱き締めていてぇ…」
なんて…
ただでさえ色気を含んだ声にドキドキしているのに、私の首筋を響の髪と吐息がくすぐるから、思わずゾクリと震えてしまった。