お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
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響は、昨日初めて女性を抱いたなんて嘘じゃないかと思うほど、何度も快感と絶頂を私にもたらしてくれた。
「…何でそんなに上手なの…?響…ホントは経験者でしょ…ハァ…ハァ…」
何度目かの絶頂の後、本気でそう思えてしまうほど、私は感じすぎてクタクタに。
「実践はマジで初めてだからな?まぁ参考映像資料はそれなりに見てきたけどな、ハハハ」
「それにしたって、この短時間で私の弱いところ全て網羅するなんて…さすが東央大の頭脳…」
止まらない快楽から逃げられない事がこんなに嬉しくも苦しいなんて知らなかったし、何より〝気持ちいい〞を通り越して、自分が自分でなくなるような快感を味わったのだって初めてだった。
…それほどの快楽を、響は私に与え続けてくれたの。
「奈都子、それは頭の良し悪しじゃなくて、奈都子への深~い愛があるからこそ成せる技だからな?勘違いするなよ?」
なんて言いながら、絶頂の余韻が残る敏感になったままのそこを指先で愛撫する。
あぁっ!…だからその触れ方は弱いんだってば!
「ちょ…待って」
「やだ。待たない」
「え…私が大事なんじゃないの?」
「大事だよ?」
「じゃあ何で待ってくれないの?」
「ん?だって嫌じゃないんだろ?ほら、もうこんなになってるし。こう弄られたいんだろ?」
「あぁんっ!……っだから何で…」
肉体面のみならず思考面までここまでバレているなんて、これはもう私のトリセツを読んだとしか思えないんだけど。
「ハハ、奈都子が素直だからだよ。奈都子のカラダが感じてることを素直に教えてくれるから」
「え……そうなの?」
「うん。気付いてない?」
「どういうこと?」
「例えばさ、イキそうな位に感じてる時には腰が浮くし、中もキツくなるし、俺の手を握る力が強くなるし、あと「わ!わかった!わかったから!」
自覚症状がないからハッキリ言われると恥ずかしいってば!
「ハハハ!今さらそんな照れなくても。ていうか、もっと教えてよ、奈都子のこと。俺だけの奈都子をもっと知りたい」
という言葉と同時に、少しだけ止まっていた響の指が、また動き出した。
「やっ……ダメ…」
「ん?ダメじゃないよな?」
なんて言うその顔は、やはり私の気持ちを完全に読んでいる。
「もう…」
「ん?」
「すっごい恥ずかしいけど…でも、私の全てを分かって受け入れてくれる響が大好きだよ」
「奈都子……あー…このタイミングで言われたら今日は寝かせられねぇからな」
なんて男の情欲を露にした目に心を射貫かれ、残っていた僅かな理性も無くなってしまった。
だから、私からも何度も愛した。
過去の元カレ達といえば、いつも彼らの方から「して?」と甘えられながらだけど私の手や頭を彼のものにあてがわれ、私の意思など関係なく、するのが当たり前だった。
だから私にとっては、あまり印象の良くない行為だったんだけど、響には触れたくて…愛したくて堪らなかったんだ。
上手ではなかったと思うけど、嬉しそうに感じてくれている響が愛しくて、もっと愛したい!って思って頑張っちゃった。
そして…
二人で汗だくになりながら、たくさん、たくさん、心を通いあわせたね。
私がこんなに心も身体もさらけ出して愛し合えるなんて夢にも思ってもなかった。
それはきっと響だからだね。
…大好きだよ、響。
まだぐっすりと眠っている響の手を握り、私もまた目を閉じた。
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響は、昨日初めて女性を抱いたなんて嘘じゃないかと思うほど、何度も快感と絶頂を私にもたらしてくれた。
「…何でそんなに上手なの…?響…ホントは経験者でしょ…ハァ…ハァ…」
何度目かの絶頂の後、本気でそう思えてしまうほど、私は感じすぎてクタクタに。
「実践はマジで初めてだからな?まぁ参考映像資料はそれなりに見てきたけどな、ハハハ」
「それにしたって、この短時間で私の弱いところ全て網羅するなんて…さすが東央大の頭脳…」
止まらない快楽から逃げられない事がこんなに嬉しくも苦しいなんて知らなかったし、何より〝気持ちいい〞を通り越して、自分が自分でなくなるような快感を味わったのだって初めてだった。
…それほどの快楽を、響は私に与え続けてくれたの。
「奈都子、それは頭の良し悪しじゃなくて、奈都子への深~い愛があるからこそ成せる技だからな?勘違いするなよ?」
なんて言いながら、絶頂の余韻が残る敏感になったままのそこを指先で愛撫する。
あぁっ!…だからその触れ方は弱いんだってば!
「ちょ…待って」
「やだ。待たない」
「え…私が大事なんじゃないの?」
「大事だよ?」
「じゃあ何で待ってくれないの?」
「ん?だって嫌じゃないんだろ?ほら、もうこんなになってるし。こう弄られたいんだろ?」
「あぁんっ!……っだから何で…」
肉体面のみならず思考面までここまでバレているなんて、これはもう私のトリセツを読んだとしか思えないんだけど。
「ハハ、奈都子が素直だからだよ。奈都子のカラダが感じてることを素直に教えてくれるから」
「え……そうなの?」
「うん。気付いてない?」
「どういうこと?」
「例えばさ、イキそうな位に感じてる時には腰が浮くし、中もキツくなるし、俺の手を握る力が強くなるし、あと「わ!わかった!わかったから!」
自覚症状がないからハッキリ言われると恥ずかしいってば!
「ハハハ!今さらそんな照れなくても。ていうか、もっと教えてよ、奈都子のこと。俺だけの奈都子をもっと知りたい」
という言葉と同時に、少しだけ止まっていた響の指が、また動き出した。
「やっ……ダメ…」
「ん?ダメじゃないよな?」
なんて言うその顔は、やはり私の気持ちを完全に読んでいる。
「もう…」
「ん?」
「すっごい恥ずかしいけど…でも、私の全てを分かって受け入れてくれる響が大好きだよ」
「奈都子……あー…このタイミングで言われたら今日は寝かせられねぇからな」
なんて男の情欲を露にした目に心を射貫かれ、残っていた僅かな理性も無くなってしまった。
だから、私からも何度も愛した。
過去の元カレ達といえば、いつも彼らの方から「して?」と甘えられながらだけど私の手や頭を彼のものにあてがわれ、私の意思など関係なく、するのが当たり前だった。
だから私にとっては、あまり印象の良くない行為だったんだけど、響には触れたくて…愛したくて堪らなかったんだ。
上手ではなかったと思うけど、嬉しそうに感じてくれている響が愛しくて、もっと愛したい!って思って頑張っちゃった。
そして…
二人で汗だくになりながら、たくさん、たくさん、心を通いあわせたね。
私がこんなに心も身体もさらけ出して愛し合えるなんて夢にも思ってもなかった。
それはきっと響だからだね。
…大好きだよ、響。
まだぐっすりと眠っている響の手を握り、私もまた目を閉じた。