お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
ちょっと待ってて、と私をそっと離すと、響が自分のお財布から金銀があしらわれたポチ袋を取り出した。
何だろう、と首を傾げつつ黙ってそれを見ていると、その煌びやかなポチ袋から出てきたのは、昔、私があげたあの折り紙のお守り。
そして、響はそのお守りの中のものを一つずつ丁寧に出すとテーブルに置いた。
メッセージの紙と四つ葉のクローバーの押し花、そして、私達家族3人の縮小写真。
「あれ、写真も入ってる」
「あぁ。俺さ、事あるごとにこのお守りに助けられてきたんだよ。…まず俺の命を守ってくれただろ?そして、奈都子と俺を結んでくれて、帝王切開をした奈都子と萌音も守ってくれた。てか細かい事まであげたらキリないくらい」
「そこまですごいお守りなんだ、あはは」
「そう。だから俺達の写真も加わって最強になったんだ。…これでこの子の誕生も安泰!ってワケ。だから安心して元気に生まれてこいよ」
私のお腹をまぁるく優しくさすりながら、響がパパの顔で言う。
…もちろん、出産に絶対の安泰はないことは分かっているからこそ、それくらいの力があるぞ!って言いたいんだね、ふふっ
「けど、このお守り、いつまで効力が続くのかな」
「そりゃあ、俺達の愛と一緒だろ」
「それって?」
「永遠に続く、ってこと」
「あはっ、そっか、そうだね、永遠だよね、ふふふっ」
〝永遠〞という壮大な言葉が嬉し過ぎて笑みがこぼれた。
「なっ!笑うことないだろ、笑うこと」
なんて私をバックハグで抱き締める響に、私は言葉を掛けた。
「うん、やっぱり響の方が愛してくれてるね。ありがとう」
「奈都子…うん、すげぇ愛してるし」
こーんなに私を愛してくれてる響の浮気なんてこれっぽっちも疑う気はないけど、それでも仕事でもプライベートでもひっきりなしに素敵な女の人が響に近付こうとしてるのは事実だから…
『これからも夫婦円満、家族円満でいられるように、私達を温かく見守って、行く末をほのかに優しく照らして応援してね』
メッセージの紙を開き、小学生の私が書いた〝まもるん〞をちょいちょいと撫でた。
私達の未来には、きっと、たくさんの小さな幸せが至るところに散りばめられているから、一つ一つを、見つけて、拾って、集めて、繋げたら、大きな優しい幸せが待っているはずだよね!
私を優しく包む響の逞しい腕と、お腹の中にいる愛する新しい命に、大きな愛と幸せを感じながら、これからの輝ける未来に私は胸を膨らませた──
*** end ***
何だろう、と首を傾げつつ黙ってそれを見ていると、その煌びやかなポチ袋から出てきたのは、昔、私があげたあの折り紙のお守り。
そして、響はそのお守りの中のものを一つずつ丁寧に出すとテーブルに置いた。
メッセージの紙と四つ葉のクローバーの押し花、そして、私達家族3人の縮小写真。
「あれ、写真も入ってる」
「あぁ。俺さ、事あるごとにこのお守りに助けられてきたんだよ。…まず俺の命を守ってくれただろ?そして、奈都子と俺を結んでくれて、帝王切開をした奈都子と萌音も守ってくれた。てか細かい事まであげたらキリないくらい」
「そこまですごいお守りなんだ、あはは」
「そう。だから俺達の写真も加わって最強になったんだ。…これでこの子の誕生も安泰!ってワケ。だから安心して元気に生まれてこいよ」
私のお腹をまぁるく優しくさすりながら、響がパパの顔で言う。
…もちろん、出産に絶対の安泰はないことは分かっているからこそ、それくらいの力があるぞ!って言いたいんだね、ふふっ
「けど、このお守り、いつまで効力が続くのかな」
「そりゃあ、俺達の愛と一緒だろ」
「それって?」
「永遠に続く、ってこと」
「あはっ、そっか、そうだね、永遠だよね、ふふふっ」
〝永遠〞という壮大な言葉が嬉し過ぎて笑みがこぼれた。
「なっ!笑うことないだろ、笑うこと」
なんて私をバックハグで抱き締める響に、私は言葉を掛けた。
「うん、やっぱり響の方が愛してくれてるね。ありがとう」
「奈都子…うん、すげぇ愛してるし」
こーんなに私を愛してくれてる響の浮気なんてこれっぽっちも疑う気はないけど、それでも仕事でもプライベートでもひっきりなしに素敵な女の人が響に近付こうとしてるのは事実だから…
『これからも夫婦円満、家族円満でいられるように、私達を温かく見守って、行く末をほのかに優しく照らして応援してね』
メッセージの紙を開き、小学生の私が書いた〝まもるん〞をちょいちょいと撫でた。
私達の未来には、きっと、たくさんの小さな幸せが至るところに散りばめられているから、一つ一つを、見つけて、拾って、集めて、繋げたら、大きな優しい幸せが待っているはずだよね!
私を優しく包む響の逞しい腕と、お腹の中にいる愛する新しい命に、大きな愛と幸せを感じながら、これからの輝ける未来に私は胸を膨らませた──
*** end ***


