お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
奈都子の眠るソファに寄り掛かって一人でテレビを見てたけど……いよいよ眠くなってきた。
マジで奈都子ん家って落ち着くんだよな、何でだろ。
さて、どこで寝ようか。
さすがに奈都子のベッドは悪いし…
床でもいいけど、やっぱソファかな。
と振り返れば、気持ち良さそうに眠る奈都子。
ふ……可愛い。
こんなに間近でゆっくり見られる機会なんてそうそうないもんな。
あー…マジで幸せ。
ていうかさ、ほんっとこんな無防備な姿をさらけ出して、男の本能を掻き立てるんじゃねぇっての。
胸の谷間もだけど、すっぴんの肌とか唇とか、こんなきれいな脚まで見せつけられたらさ…
触りたくなるだろ。
抱きたくなるだろ。
…あの言葉、本気だからな。
本当に奈都子がいいって言うなら、奈都子への気持ちも全部さらけ出して、マジで抱くからな、俺。
奈都子のその可愛い顔も、心地いい優しい声も、ふわふわした柔らかい髪も、意外とでかい胸も、白くてすべすべしてそうなきれいな脚も、そして何より奈都子の心も……
全部、全部、俺だけのものにしたい。
つってもな…
ハァ…付き合いてぇけど、断られたらこの関係には戻れないんだもんな…
やっぱ言うのは玉砕覚悟で多摩支店を離れる時、か。
何にせよ、こうして毎日顔を合わせていられるのも、あと3か月くらいだ。
できることなら…それまでに付き合いてぇな…
奈都子と相思相愛になりてぇな…