告白[Confession of love]
PHASE-03
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《《《 PHASE-03:高校3年生 6月 》》》
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純太と九条、そして俺の三人で下校している。
そう。先週くらいから、このメンバーで帰宅する事が多くなっていた。
「二人とも半袖に衣替えしちゃったけど、流石に今日はまだ寒いんじゃない?」
九条のその質問に、純太が答える。
「俺は暑がりだから、全然平気。——拓巳はどうよ?」
「俺は正直、ちょっと冷えるかな。俺もまだ、長袖にしておけばよかったよ」
「なに、九条をジロジロ見ながら言ってんだよ。そういうのは他所でやれ、他所で」
純太はそう言うと、シッシという仕草で、俺を手ではらった。
「それはそうとさ、数学つまづいてるとこあるんだよね。マック寄って、ちょっと教えてくんない? ドリンクくらい奢るからさ」
「ハハハ、神野くんってそういう所、律儀だよね。奢ってくれなくていいよ、行こ行こマック」
「俺もオッケー。数学だけは、九条より俺の方が得意だからな。まあ、俺はキッチリ奢って貰うけど」
そう言うと、純太と九条は笑った。
《《《 PHASE-03:高校3年生 6月 》》》
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純太と九条、そして俺の三人で下校している。
そう。先週くらいから、このメンバーで帰宅する事が多くなっていた。
「二人とも半袖に衣替えしちゃったけど、流石に今日はまだ寒いんじゃない?」
九条のその質問に、純太が答える。
「俺は暑がりだから、全然平気。——拓巳はどうよ?」
「俺は正直、ちょっと冷えるかな。俺もまだ、長袖にしておけばよかったよ」
「なに、九条をジロジロ見ながら言ってんだよ。そういうのは他所でやれ、他所で」
純太はそう言うと、シッシという仕草で、俺を手ではらった。
「それはそうとさ、数学つまづいてるとこあるんだよね。マック寄って、ちょっと教えてくんない? ドリンクくらい奢るからさ」
「ハハハ、神野くんってそういう所、律儀だよね。奢ってくれなくていいよ、行こ行こマック」
「俺もオッケー。数学だけは、九条より俺の方が得意だからな。まあ、俺はキッチリ奢って貰うけど」
そう言うと、純太と九条は笑った。