君と始める最後の恋
一緒にオフィスに戻ると普段残業をしない先輩がまだオフィスに戻っていた。小川くんはその姿を見て、一ノ瀬先輩の元に寄っていく。
「今日は、すみませんでした。また明日からお願いします。」
「…うん、お疲れ。」
先輩の言葉に軽く会釈して退勤していく。その姿を見届けて、席に着くと先輩が少しだけ笑っていた。
「本当、素直な所も真面目な所も君そっくり。」
「笑う所ですか、それ。」
「可愛い後輩だなって思ったんだよ。」
昨年その言葉で沙羅さんに言われた事を思い出した。沙羅さんにもよく私の話をしてくれてたって、こんな感じなのかな。そう思うと私の口元も自然と緩んでいた。
「それは遠回しに私も可愛い後輩であってます?」
「はあ?調子に乗りすぎ。」
「もう素直じゃないんだから!」
また2人でそんな風に笑い合う。
いつか小川くんにも一ノ瀬先輩の優しい所が伝わりますように。
そう願って、残りの仕事を急いで片付けることにした。
「今日は、すみませんでした。また明日からお願いします。」
「…うん、お疲れ。」
先輩の言葉に軽く会釈して退勤していく。その姿を見届けて、席に着くと先輩が少しだけ笑っていた。
「本当、素直な所も真面目な所も君そっくり。」
「笑う所ですか、それ。」
「可愛い後輩だなって思ったんだよ。」
昨年その言葉で沙羅さんに言われた事を思い出した。沙羅さんにもよく私の話をしてくれてたって、こんな感じなのかな。そう思うと私の口元も自然と緩んでいた。
「それは遠回しに私も可愛い後輩であってます?」
「はあ?調子に乗りすぎ。」
「もう素直じゃないんだから!」
また2人でそんな風に笑い合う。
いつか小川くんにも一ノ瀬先輩の優しい所が伝わりますように。
そう願って、残りの仕事を急いで片付けることにした。