君と始める最後の恋
絡まる関係
「本当に、申し訳ございません。」
本当に何度謝罪すればいいのか、今回も起きて先輩の家に居た。
先輩は毎度私にベッドを奪われ、その度にソファーで過ごして時間を潰してくれているのだ。
先輩は私に呆れているのか分からないけれど、いつもの真顔で私の方を見ている。
「…何か、聞きたい事とかないの?言っておきたい事とか。」
先輩の質問に何の意図か分からず首を傾げる。
聞きたい事、言っておきたいこと、と言われ首を傾げたが、ハッと思い出し、自分の幸せな夢を誰かに共有したくなって、その話をすることにした。
「あ、幸せな夢見ました、そういえば。」
「夢?」
「はい、先輩がそういう素直で真っ直ぐな君が好きだよって告白してくれる夢!」
ニコニコと笑いながら話す私に、一ノ瀬先輩の呆れた表情をする。バカじゃないのって一蹴されるやつだこれ。
無言の時間が続き、むしろこの空気じゃそう言われるのを望んでいた。
「…本当、バカだな。」
「ええ、もうそれはおっしゃる通りで。」
ある意味望んでいた通りの反応に頷く。
先輩はそんな私に一息吐く。
「改めて話は後日ちゃんとする。君は、泊まってく?」
「え、泊まってく?って、ええ!?」
時刻は確かに既に2時を回ってて終電なんてない。無いけども!と、驚きが止まらず何と答えたら良いのか分からなくなった。
「今から送るのも面倒だし、君が嫌じゃなければだけど。」
メイク道具、は鞄の中に入ってたよね?着替えとかは?今から買いに行く?いや、そんなん買える所は全部閉まってるよ!?なんて、急なお泊まり展開にパニックになる。
「あ、の。着替えも無いですし、タクシーで帰ります!」
「俺の使えば?」
「ああ、もうそんなん…。」
先輩の匂いがする服を着れるなんてそんな贅沢な事ないですけど!と、どこまでも少し変態思考の私が顔を出してお泊りしたい方向に傾いていく。
本当に何度謝罪すればいいのか、今回も起きて先輩の家に居た。
先輩は毎度私にベッドを奪われ、その度にソファーで過ごして時間を潰してくれているのだ。
先輩は私に呆れているのか分からないけれど、いつもの真顔で私の方を見ている。
「…何か、聞きたい事とかないの?言っておきたい事とか。」
先輩の質問に何の意図か分からず首を傾げる。
聞きたい事、言っておきたいこと、と言われ首を傾げたが、ハッと思い出し、自分の幸せな夢を誰かに共有したくなって、その話をすることにした。
「あ、幸せな夢見ました、そういえば。」
「夢?」
「はい、先輩がそういう素直で真っ直ぐな君が好きだよって告白してくれる夢!」
ニコニコと笑いながら話す私に、一ノ瀬先輩の呆れた表情をする。バカじゃないのって一蹴されるやつだこれ。
無言の時間が続き、むしろこの空気じゃそう言われるのを望んでいた。
「…本当、バカだな。」
「ええ、もうそれはおっしゃる通りで。」
ある意味望んでいた通りの反応に頷く。
先輩はそんな私に一息吐く。
「改めて話は後日ちゃんとする。君は、泊まってく?」
「え、泊まってく?って、ええ!?」
時刻は確かに既に2時を回ってて終電なんてない。無いけども!と、驚きが止まらず何と答えたら良いのか分からなくなった。
「今から送るのも面倒だし、君が嫌じゃなければだけど。」
メイク道具、は鞄の中に入ってたよね?着替えとかは?今から買いに行く?いや、そんなん買える所は全部閉まってるよ!?なんて、急なお泊まり展開にパニックになる。
「あ、の。着替えも無いですし、タクシーで帰ります!」
「俺の使えば?」
「ああ、もうそんなん…。」
先輩の匂いがする服を着れるなんてそんな贅沢な事ないですけど!と、どこまでも少し変態思考の私が顔を出してお泊りしたい方向に傾いていく。