君と始める最後の恋
「桜庭さん、少し相談良いですか?資料作りでアドバイスいただきたくて。」
「うん、大丈夫だよ。」
小川くんの言葉に快諾して、コピーして持っていた資料を受け取る。
私が資料に目を通している間先輩の席に小川くんが座る。
最近色々仕事任される様になって小川くんが活き活きしている様な気がする。先輩の指導がようやく実って、小川くんも感じ取れているのだなと思えば、なんだか私まで嬉しくなった。
今年指導係になってみて尚更先輩の凄さを実感する。もちろん小川君の吸収力の高さもあるだろうけど、こんなに最短でいろいろ経験を積ませられるのは先輩の力量だ。
「何か、もっと見やすく出来そうな気がするんですけど…。ここのデータとか。」
小川くんが資料を一緒に覗き込んで気になる個所を指してくる。目を通すも特別そんなに気になる点はない。問題点も特に見当たらずよく出来ているなと言うのが印象だった。
「かなりいい感じだと思うよ。良く出来てる…。」
そう言って小川くんの方を見ると至近距離で見つめ合う感じになってしまう。
あまりの近さに慌てて距離を取る。
「ご、ごめん!」
「いや、俺の方こそ!すみません…。」
びっくりした、いつの間にあんな距離で資料見てたのか…。ドキドキとかとは違う胸の鳴り方をしている。心臓に悪く、バクバクといった感じの方が強い。
「うん、大丈夫だよ。」
小川くんの言葉に快諾して、コピーして持っていた資料を受け取る。
私が資料に目を通している間先輩の席に小川くんが座る。
最近色々仕事任される様になって小川くんが活き活きしている様な気がする。先輩の指導がようやく実って、小川くんも感じ取れているのだなと思えば、なんだか私まで嬉しくなった。
今年指導係になってみて尚更先輩の凄さを実感する。もちろん小川君の吸収力の高さもあるだろうけど、こんなに最短でいろいろ経験を積ませられるのは先輩の力量だ。
「何か、もっと見やすく出来そうな気がするんですけど…。ここのデータとか。」
小川くんが資料を一緒に覗き込んで気になる個所を指してくる。目を通すも特別そんなに気になる点はない。問題点も特に見当たらずよく出来ているなと言うのが印象だった。
「かなりいい感じだと思うよ。良く出来てる…。」
そう言って小川くんの方を見ると至近距離で見つめ合う感じになってしまう。
あまりの近さに慌てて距離を取る。
「ご、ごめん!」
「いや、俺の方こそ!すみません…。」
びっくりした、いつの間にあんな距離で資料見てたのか…。ドキドキとかとは違う胸の鳴り方をしている。心臓に悪く、バクバクといった感じの方が強い。