君と始める最後の恋
確かに郁ちゃんと居る時の類の表情は珍しくも豊かだったし楽しそうだった。
沙羅はそんな変化は気付くのに類が自分を好きだとは思わなかったんだと思う。この数年辛い思いさせてきてしまったな、とずっと思っていたのだけど、類は今は幸せそうに笑っている。
本当にあの電話の時の心配は不要だったのだな、と思った。
「てか、告白はどっちからだったの?」
「え、私からですよね?。」
「さあ?俺かも。」
「そんな訳ありません!私ですぅ!」
目の前で可愛らしい喧嘩をしながらも類は頬杖を付きながら横に座って騒ぐ郁ちゃんを穏やかな表情で見ていた。ようやくその表情を見て本気で郁ちゃんを好きなんだなと実感した。
そこまで類を夢中にさせたこの子がどんな子かなんてそんなに知らないけど、このまま類と一緒に居てくれたら、そんなことを切に願う。
沙羅はそんな変化は気付くのに類が自分を好きだとは思わなかったんだと思う。この数年辛い思いさせてきてしまったな、とずっと思っていたのだけど、類は今は幸せそうに笑っている。
本当にあの電話の時の心配は不要だったのだな、と思った。
「てか、告白はどっちからだったの?」
「え、私からですよね?。」
「さあ?俺かも。」
「そんな訳ありません!私ですぅ!」
目の前で可愛らしい喧嘩をしながらも類は頬杖を付きながら横に座って騒ぐ郁ちゃんを穏やかな表情で見ていた。ようやくその表情を見て本気で郁ちゃんを好きなんだなと実感した。
そこまで類を夢中にさせたこの子がどんな子かなんてそんなに知らないけど、このまま類と一緒に居てくれたら、そんなことを切に願う。