君と始める最後の恋
自覚して
────Side 郁
目が覚めると後ろから抱きしめられていた。前に手が回ってきていて私の手を繋いでいてくれている。
「(うわ…。何この素敵な朝…。)」
昨日あの後気絶する様に寝ちゃって全く記憶ない。ずっとこうやって抱き締めてくれていたのかな。背中に直接素肌が当たる類くんの体温が愛おしい。
「ん、起きた?」
後ろから耳元で声が聞こえてきて息も掛かって擽ったい。
「はい、おはようございます。類くん。」
「うん、おはよ。」
朝から甘さを感じてしまう。まだ眠たそうでボーっとして少し甘えてくる様に抱きしめる力を強くしてくれる。朝から甘えてくる類くんが可愛くて仕方ない。
手を握っていると、類くんも握り返してくれた。
「類くん、今日どうします?おやすみですけど。」
「んー。」
寝起きだからかいつもみたいな話し方じゃなくて甘い声が出ている。子供みたいにも思えてくる。甘えん坊でふわふわしている類くん可愛い。
「…映画でも見に行く?」
「映画ですか?何か今面白いのやってたかな。」
スマホに手を伸ばしたくて手を離そうとしても離してくれない。
「類くん、調べられないんですけど。」
「いいよ、後で一緒に調べよう。」
可愛い…、可愛すぎる…。
今の私のニヤけた顔を見られないのだけは本当に良かったと思う。
普段の類くんが見たら「キモ…」といつもの調子で言ってるに違いない。
朝は基本的に一緒に起きる事は少なくて、いつも類くんが少し早めに起きて活動を始めているんだけど今日は珍しく一緒に起きたから寝起きの類くんを見れてしまっている。こんな幸せがあっていいのか。
目が覚めると後ろから抱きしめられていた。前に手が回ってきていて私の手を繋いでいてくれている。
「(うわ…。何この素敵な朝…。)」
昨日あの後気絶する様に寝ちゃって全く記憶ない。ずっとこうやって抱き締めてくれていたのかな。背中に直接素肌が当たる類くんの体温が愛おしい。
「ん、起きた?」
後ろから耳元で声が聞こえてきて息も掛かって擽ったい。
「はい、おはようございます。類くん。」
「うん、おはよ。」
朝から甘さを感じてしまう。まだ眠たそうでボーっとして少し甘えてくる様に抱きしめる力を強くしてくれる。朝から甘えてくる類くんが可愛くて仕方ない。
手を握っていると、類くんも握り返してくれた。
「類くん、今日どうします?おやすみですけど。」
「んー。」
寝起きだからかいつもみたいな話し方じゃなくて甘い声が出ている。子供みたいにも思えてくる。甘えん坊でふわふわしている類くん可愛い。
「…映画でも見に行く?」
「映画ですか?何か今面白いのやってたかな。」
スマホに手を伸ばしたくて手を離そうとしても離してくれない。
「類くん、調べられないんですけど。」
「いいよ、後で一緒に調べよう。」
可愛い…、可愛すぎる…。
今の私のニヤけた顔を見られないのだけは本当に良かったと思う。
普段の類くんが見たら「キモ…」といつもの調子で言ってるに違いない。
朝は基本的に一緒に起きる事は少なくて、いつも類くんが少し早めに起きて活動を始めているんだけど今日は珍しく一緒に起きたから寝起きの類くんを見れてしまっている。こんな幸せがあっていいのか。