君と始める最後の恋
それから30分後して類くんと充さんが同時に家に帰ってくる。
私はその様子を見て思わず沙羅さんの後ろに隠れてしまった。
怒られそうで、怖い。自業自得なのはもちろん分かっている。
帰って来ないとしても連絡1つ入れておけばよかったのに入れなかった私の責任、だとしても怖くて類くんと顔を合わせられない。
「…喧嘩したの?類。」
「俺はしたつもりないけど。」
「類くん怖いんだよ、笑えば?」
「何も無いのに笑った方が怖いだろ。」
そんな漫才の様なやりとりを沙羅さんの後ろから見てる私。
思わず少し笑っちゃいそうになる。
確かに類くんは不愛想で少し怖いけれど、何も無いのに笑っていたら何か裏があるのかなど考えて怖くなってしまう。
「郁ちゃん泊めてもいいんだよ。類くんも泊まる?たまには兄弟水入らずでもすれば。」
「明日仕事だしやめとく。郁、帰るよ。」
類くんに名前を呼ばれるだけで少し嬉しくなって帰りたくなる私もかなり単純だと自覚はしている。
「…帰ります。」
そう返事をすると鞄を持って、類くんの元へ向かう。
沙羅さん達に挨拶をして一緒にマンションから出て行った。
私はその様子を見て思わず沙羅さんの後ろに隠れてしまった。
怒られそうで、怖い。自業自得なのはもちろん分かっている。
帰って来ないとしても連絡1つ入れておけばよかったのに入れなかった私の責任、だとしても怖くて類くんと顔を合わせられない。
「…喧嘩したの?類。」
「俺はしたつもりないけど。」
「類くん怖いんだよ、笑えば?」
「何も無いのに笑った方が怖いだろ。」
そんな漫才の様なやりとりを沙羅さんの後ろから見てる私。
思わず少し笑っちゃいそうになる。
確かに類くんは不愛想で少し怖いけれど、何も無いのに笑っていたら何か裏があるのかなど考えて怖くなってしまう。
「郁ちゃん泊めてもいいんだよ。類くんも泊まる?たまには兄弟水入らずでもすれば。」
「明日仕事だしやめとく。郁、帰るよ。」
類くんに名前を呼ばれるだけで少し嬉しくなって帰りたくなる私もかなり単純だと自覚はしている。
「…帰ります。」
そう返事をすると鞄を持って、類くんの元へ向かう。
沙羅さん達に挨拶をして一緒にマンションから出て行った。