君と始める最後の恋
「類くんは私と居たくないって思う時無いんですか。」


 そう質問を投げかけると「何その質問」と言葉を零していた。


「喧嘩したって何したって、君と居たくないと思った事なんてない。」

「何で。」

「好きだから以外にある?」


 好きなんて普段言ってくれないくせに、サラッと出た言葉に顔が熱くなる。何でこんな所で。

 恐らく顔が赤くなっているだろう私の顔を見てほんの少し笑うと、優しく頭を撫でてくれる。


「今日は、ちゃんと寝室で寝なよ。こんな家庭内別居みたいな事しないでさ。」

「…喧嘩中の醍醐味かなと思いまして。」

「バカ、もうお断りだよ。」


 結局こうやって話せてる時間が大事だから、もう避けたりなんかしない。

 もう少し落ち着いたら話して、ほんの少しだけ我儘言ってみてもいいかな。
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