クールな総長は私だけにとびきり甘い
「名前、つけるの?」

「え?」

「そいつに。猫」

「あ……」

 ことはは、白い毛並みにくりくりの瞳を持つその子を見下ろして、ほんの少しだけ考えた。

「……ミルク、にしようかな」

「単純だな」

「だって、ミルク色なんだもん」
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