クールな総長は私だけにとびきり甘い
第二章
次の日の朝。
ことはは、どこか落ち着かない気持ちで登校していた。
蓮と別れたあの帰り道から、ずっと胸の奥がふわふわしている。
あの子――ミルクは、夜のうちに母と一緒に動物病院に連れていった。骨に異常はなく、打撲だけで済んだらしい。安心した反面、どこか気が抜けてしまって、昨夜はなかなか寝つけなかった。
(……今日、学校で会うのかな)
同じ制服。同じ学校。
だけど、どの学年なのかも、どのクラスなのかも知らない。
ことはは、どこか落ち着かない気持ちで登校していた。
蓮と別れたあの帰り道から、ずっと胸の奥がふわふわしている。
あの子――ミルクは、夜のうちに母と一緒に動物病院に連れていった。骨に異常はなく、打撲だけで済んだらしい。安心した反面、どこか気が抜けてしまって、昨夜はなかなか寝つけなかった。
(……今日、学校で会うのかな)
同じ制服。同じ学校。
だけど、どの学年なのかも、どのクラスなのかも知らない。