クールな総長は私だけにとびきり甘い
ことはが蓮を看病しているところに、幹部たちが次々と様子を見に来た。

「おい、蓮、まだ熱あるのか?」

拓海が声をかける。

いつもの無骨な口調だけど、心配は本物だ。

「おい、早く良くなれよ」

翔太が笑いながら缶ジュースを差し出す。
「俺が買ってきた、これ効くらしいぜ」

「うぜぇ、翔太。ありがとな」

蓮は照れくさそうに缶を受け取った。

幹部の中で一番のムードメーカー、陽介は、
ことはに向かってからかうように言った。

「おい、ことは、蓮を看病してるって…ずいぶんイメージ変わるな」

「ば、バカ! そんなことないよ!」

ことはは顔を真っ赤にして答える。

「まあまあ、みんなが協力するのはいいことだ」

幹部のリーダー的存在、佐伯 大輔(さえき だいすけ)が落ち着いた声で言った。

「蓮が早く元気にならなきゃ、俺たちも困るしな」
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