さくらびと。美桜 番外編(2)
連絡を取り合うようになってから、美桜の印象は大きく変わった。
最初は落ち着いた文学少女だと思っていたが、メッセージアプリを開けば彼女は別人のようだった。
「明日、早朝ランニングしませんか?」
「実は密かに忍者修行中です」
「宇宙人の存在を信じています。証拠はこちら→」
一つひとつが突拍子もなくて、最初は困惑した。
医学のレポート作成で疲れていた夜中に送られてきた謎の写真(庭の猫)を見て思わず吹き出したとき、これが恋の始まりなのかもしれないと漠然と感じた。
最初は落ち着いた文学少女だと思っていたが、メッセージアプリを開けば彼女は別人のようだった。
「明日、早朝ランニングしませんか?」
「実は密かに忍者修行中です」
「宇宙人の存在を信じています。証拠はこちら→」
一つひとつが突拍子もなくて、最初は困惑した。
医学のレポート作成で疲れていた夜中に送られてきた謎の写真(庭の猫)を見て思わず吹き出したとき、これが恋の始まりなのかもしれないと漠然と感じた。