桜が"ちる"まで一生君を離さない

第六話

       ー二学期初めー

「おーい!久しぶりー!登場するのも5話ぶりだなー!」

『ご、5話?てかA男って本当に同じ高校だっけ?』

「まぁ、まぁ、俺さ、共子ちゃんと付き合うことになったんだ〜!お前は最近どうよ」

『A男…実はロウが…かくかくしかじか』

「えーーーーー!まじかよ!」

『…まあ、な』

「メッセージとかしたか?」

『もちろん。』

「今日も始業式なのに来てないし、夏休みも全く部活こなかったんだよな」

     ーメッセージアプリにてー

ショウ:今日はごめん俺言いすぎた。

    明日は引退式

    だけど何時集合にする?



明日から部活行かない。先輩へのプレ:ロウ

ゼントポストに入れとくから渡しとっ





ショウ:大丈夫?

        ー次の日ー

「引退式始めまーす」

「今までありがとう」

  泣 泣 泣

『みんな!今までありがとう!とても楽しい部活動でした!僕はこれからもアルトサックス続けるから聞きたいことあったら言ってね!1、2年生は来年こそ関西に行ってね!』

『(泣)〜!もうカル先輩と一緒に吹けないなんてー!』

『大丈夫!また一緒に吹こ?』

『うん!』

『あ…れロウは?』

『今日は休みです。しばらく』

『…!そんなに気負わないでと言っておいてくれる?』

『了解です!』

     ープレゼント渡しタイムー

『あの…これロウから預かったものです。』

「お〜!ありがと〜!最後に会えないのは悲しいな…コンクールでの失敗誰も気にしてないし、それをバネにして次に繋げてって言っておいてくれる?私も失敗ガンガンしてたしwww」

『はい。今までお疲れ様でした。』

「俺からは〜はい!これからもトロンボーン頑張れよ!」

(メモ帳とペンをもらった)

『お〜ありがと!俺は〜はい!』

(色々渡した!)

「お〜ありがとー!」

『お疲れ様でした!っじゃ!あなたのトロンボーンは後輩に渡すので洗え…下さい!!』

「ん?了解?」

    ーその夜メッセージアプリにてー

ショウ:コンクールでの失敗、誰も気にして

    ないしそれをバネにして次に繋げ

    て!最後に会えないのは悲しい。

    ってクラリネットの先輩が。

    (既読スルーか…)

        ーそして今ー

『ってことがあった』

「長い!」

『あ、すまん』

「ま、とりあえず頑張れよ。共子の写真見せてやるからよ」

『ありがとう。てか共子って毛3本…』

「ん?」

『「了解!」』

          ー昼ー

『『「おーい!」』』

『ルイ!カル先輩!女子Aまで!』

「人は多い方が良いでしょ?あと本名は彩サイって名前だから、それで呼んで!」

「あ、俺も剥ハクで呼んで…あと今言うことじゃないけど俺ら双子で一応兄と妹」

『髪の白い部分(ちなみに生まれつきの地毛)もそれか!!名字同じだとは思ってたけどまさか双子とは…』

『まさかのまさか!!!』

『ロウにも言ってないんだよね(汗)』

「よく見ると似てる…あと、その流れに俺も乗ろうかな。デデン!俺のことはモブ男!モブと呼べ!!」

『モブくんねよろしく!』

『よろー!』



ロウ取り戻し作戦はどうなるのか?

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