キミの隣は俺の場所
歩いているうちに、知らない道に入ってしまって、気づけば工業地帯のような場所に出ていた。



 無機質な倉庫が立ち並び、あたりは静かすぎる。


 
 「こんなとこ、通ったっけ……?」


 
 心細さがどんどん増していく。



 と、そのとき――


 
 遠くに、誰かの背中が見えた。


 黒のパーカー。


 制服の裾からのぞくシャツ。


 
 (え……)
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