年上彼女と年下俺様
部屋に連れて来てベッドに寝かせた。



「何で!?」

「抱きしめて…。里佳チャンの腕枕で寝たい…。」

「………おいで。」



久しぶりに里佳チャンに腕枕してもらった。



癒される…。



「ごめんな…。軽く八つ当たり。本気でやりたい事と違っててさ…。それで忙しくなって里佳チャンとの時間も減ってって…。」

「響!!」

「ん!?」

「仕事はそういうもんなの!!あたしだって食器洗いたくないし2度とアシスタントしたくないもん!!でもやってる…。」

「うん…。ですよね…。やるしかねぇんだよな?」

「やってみたら何気に演技上手かったりするかもよ?」

「頑張る。ごめんな…。」



夢があるから先に進まなきゃ…。



この程度で落ちてたらこの先業界で生きて行けねぇよな?



考え方をかえなきゃ。



「やってみるけど妬くなよ!?」

「妬く!?」

「ラブストーリーだから何かしらあるっしょ。」

「それイヤ~…。」



頑張るわ俺!!



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