年上彼女と年下俺様
バラしちゃってイイのかな…。



「あの、イマイチ信用出来かねるんですが…。」

「マジで?おい、親父、いつまで腐ってんだよ。息子の引っ越し手伝ってもらったんだから礼ぐらい言えよな。」



響がそう言うとフラッと立ち上がった。



ブツブツ言いながらママさんからコーヒーを受け取った。



幽霊みたい…。



「この度は息子の為にムダな労力を使っていただき誠にありがとうございました…。」

「いやいや!!頭下げたりしないでくださいよ!!マジ焦るんスけど!!」

「だよね。あっ、アンリだ。」

「今更気付かないでください…。」



そっか、アンリ君はパパさんの事務所なのか。



それから正常に戻ったパパさんは太陽君とアンリ君に質問攻めにされてた。



「親父、俺マンション戻って器材運んでくっからどっか行っとけよ?業者にバレたらめんどくせぇし。」

「本家に引きこもっとくよ~。由優と仲直りしなきゃ…。」



あたしもマンションに戻ろう。



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